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EVENT REPORT

イベントレポート

司葉子・上白石萌音 「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」スペシャルトークショーに登壇!

東宝創立90周年記念 国立映画アーカイブ主催「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」のスペシャルトークショーが開催され、司葉子・上白石萌音が登壇しました!
 
本イベントは、日本映画界をけん引する「東宝映画」の90年間の足跡をたどる企画で、1935年の『弱虫珍選組』から2016年の『君の名は。』まで、各年代のハイライトといえる名作・ヒット作を中心に、提携・配給作品を含め、さまざまなジャンル・監督・スターの東宝作品計34本が上演されます。
 
この日は、司葉子が主演を務めた映画『その場所に女ありて』が上映されました。
ステージに登壇した司は「今日は、私が出演した映画を上映してくださり大変光栄に思います」と挨拶。
上白石が名乗ったところで、司が「芸名をつけるときに『司』って覚えてもらえるだろうか?と思ったけれど、上白石さんのほうが覚えてもらうことが難しそうね。本名?」と問うと、上白石は「本名です!名前を覚えてもらえるように努力しております」と大先輩を前に恐縮した様子で返事をしました。
 
司からバトンを受けた上白石は「貴重な場にお邪魔させていただいたことを光栄に思っております。短い時間ではありますが、たくさん勉強させていただきます」と意気込みを口にしました。
 
映画『その場所に女ありて』では、広告代理店に勤める自立した女性を演じた司。その時の感想を聞かれ「すごい大人の役だなと感じました。煙草を吸ったりお酒を飲んだりする場面もある”できる大人な女性”を演じました。それまで煙草を吸ったことがなかったので、練習をしました。完成された作品を観たら上手に吸えていて、良い感じに仕上がっていました(笑)」と笑顔で当時のエピソードを語りました。
 
同作を鑑賞したという上白石は「今観ても新しいところがありますよね。また、普遍性もあるなとも思いました。何をされても品に溢れている司さんに惚れ惚れしました」と尊敬の眼差しを送りました。
 
司は当時を回顧し、「撮影所の皆さんが私を真綿に包んだように優しく一生懸命に育ててくれました」と周りの方への感謝を口にしつつ、「萌音さんは皆さんがこれから育てようとしている女優さんだから、きっと大事にしてくださることだと思いますよ」と自身の経験を交えながら上白石の背中を押しました。
 
一方、「東宝シンデレラ」オーディションを経てデビューした上白石は「12歳にして人生が変わったと感じました。東宝芸能に入り、根気強く芝居・歌の稽古をつけていただき、現場に出る前にじっくりと育ててもらいました」とデビュー間もない当時を振り返りました。
 
女優として長く活躍する秘訣を聞かれると、司は上白石に対して「外に出るときはいつも一張羅を着なさい」とアドバイス。上白石は「今日すぐに買いに行きます!」と早速大先輩のアドバイスを聞き入れ笑顔で応じていました。
 
東宝創立90周年記念 国立映画アーカイブ主催「東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)」は、7月31日まで開催中です。
是非会場へお越しください!
 
(2022/7/9)

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