上白石萌歌 ドラマ「滅相も無い」完成披露トークイベントに登壇!
4月16日に放送スタートとなるMBSドラマ「滅相も無い」の完成披露トークイベントが都内会場にて行われ、本作に出演する上白石萌歌が、共演する中川大志さん、染谷将太さん、森田想さん、加藤拓也監督と共に登壇しました。
本作は、舞台作家・加藤拓也さんによる監督・脚本作品で、完全オリジナルのSFヒューマンドラマです。
日本に突如現れた7つの巨大の穴。この穴を神とする男のもとに集まった信者8人の男女が、穴に入る前に打ち明けていくそれぞれの人生の一部分を、映像&舞台&SF&アニメを縦横無尽に横断しながら描いていく作品です。
上白石は、会合に参加するひとり、田舎暮らしの20代女性《松岡》を演じます。バイト先のオルゴール記念館で不思議な体験をする女性です。
ステージに登壇した上白石は、「映像と演劇が行ったり来たりする作品ですが、こういう場所でいろんな方と隣り合わせで映像体験していただけるのは、とても貴重な経験だなと思います。私も皆さんに交じりたいと思いながら今ここに立っています。一足先に是非楽しんでいただけると嬉しいです」と挨拶。
上白石にとって念願だった加藤組への参加ということで、加藤監督の作品について「“加藤さん語”というのがありまして…普通に会話しているときに『えっと、何だっけ?』と言ってしまったり、言葉を噛んでしまったりというニュアンスも脚本にされています。普段、人間的に喋っている言葉を台詞にされているので、その“加藤さん語”を早く話してみたいという気持ちでいっぱいでした」と魅力を語り、期待を持って撮影に臨んだことを明かしました。
また、そんな加藤さんが紡ぐ台詞について、「いつもより覚えるのに時間がかかりました」としつつ、「登場人物の血のかよった言葉になっていくので、これが加藤さんの世界の言葉なんだろうなという風に感じました」と伝え、上白石にとって新たな刺激になった様子でした。
実際に一足先に作品を観た感想として、「今まで観たことのない映像体験でした。映像の中で、着替えたりとか一人が別の役に変わっていたりとか。普通のドラマではカットして場面転換をするところ、この作品ではワンカットで場面が変わっていくので、見ていて1秒も飽きなくて、まだまだこの世界にいたいなという気持ちになりました」と釘付けで作品を鑑賞したことを明かしました。
そして、本作では“穴”が重要な要素ということで、演じている時には見えなかった穴をどう想像していたかをそれぞれがフリップで紹介することに。上白石はドーナツ型の穴のイラストを披露。「描く時間がなくて…」と弁明しつつ、「ドーナツ好きなんです!穴といえば自分の中ではドーナツなので(笑)」とコメントすると、共演者から突っ込みを入れられて会場は笑いに包まれました。
最後に、「夢の加藤組にこうして参加できたことをすごく嬉しく思いますし、何よりまだまだ魅力的なキャストの方々がいらっしゃって、その皆さんと一緒に一つのものを作っていけたということはとても幸せな経験でした」と加藤組への思いを吐露。そして「4月は皆さんにとって新しい生活や出会いがあって、心が揺れたりという瞬間が多い季節だと思います。誰にも邪魔されない深夜という時間に、現実と非現実が行ったり来たりする居心地の良さ、でも危ういような時間に身を委ねて欲しいなと思います」と観客へメッセージを送り、トークイベントを締め括りました。
ドラマ「滅相も無い」は、2024年4月16日スタート。MBSでは毎週火曜24:59~放送、TBSでは毎週火曜25:28~放送です。
是非お楽しみに!
(2024/4/8)