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EVENT REPORT

イベントレポート

上白石萌音・羽野晶紀 「千と千尋の神隠し」製作発表記者会見に登壇!

舞台「千と千尋の神隠し」の製作発表記者会見が都内会場にて行われ、本作に出演する上白石萌音と羽野晶紀が、演出のジョン・ケアードさんや共演するキャスト陣とともに登壇しました。

本作は、宮崎駿監督の不朽の名作を、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードさんの翻案・演出により2022年に世界で初めて舞台化した作品です。10 歳の少女千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救う為に懸命に働き、生きる力を呼び醒ます姿が描かれます。
再演となる今回は、帝国劇場公演を皮切りに日本全国でのツアー公演のほか、ウェストエンド最大級の劇場、ロンドン・コロシアムにて日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模となるロンドン公演が実現します。
上白石萌音は主人公の《千尋》を、羽野晶紀は《湯婆婆・銭婆》を演じるほか、アンサンブルとして今野晶乃・西宮ゆうき・藤岡義樹・保野優奈、スイングとして木村和磨が出演します。

ステージに登壇した上白石は、「今年も大好きな作品に携われることを幸せに思っています。会見の場に来て下さった報道陣の皆様の多さに、スケールの大きさを感じてフワフワした気持ちですが、どの劇場でも素晴らしいストーリーを信じてそれを伝えることに徹したいと思います」とコメント。また、今回千尋役として新たに加わった川栄李奈さんと福地桃子さん、アンダースタディの森莉那さんとともに千尋を作りあげているということで、「作品の世界がより豊かに自由になっていることを肌で感じています。毎日新鮮な気持ちで柔らかくそして誠実に千尋として生きたいと思います」と改めて意気込みを語りました。

一方、湯婆婆・銭婆として今回新たに出演することになった羽野は、「稽古初日には、同じく新キャストの春風ひとみさんと隣に座り顔を見合わせて、『初演でこの舞台を作った皆様に尊敬しかない』と言ったことを覚えています」と不安と期待が入り混じる心境を明かし、「今もそう思いながら段取りを覚えている最中でいっぱいいっぱいですが(笑)、これからどんどんお芝居を作っていかなくては思います」と作品に挑む思いを伝えました。
また、稽古場には俳優陣だけで約80人、スタッフ含めると120人ほど集まるときもあるようで、「大変大所帯な稽古場です。劇場に入った際のお弁当の数を聞いてみると270個くらいだそうでビックリしました。たくさん儲けないといけませんので、どうぞ皆さん宜しくお願いします!」と冗談を交じえがならアピールし、会場の笑いを誘いました。

上白石に、本作の千尋役が、キャリアの中でどのような位置付けなのかという質問が挙がると、「とても大切な作品です。千尋は他のことをしていても心の中にいるなと感じます。10歳くらいの子を見かけると目で追ってしまって、どうやって立ち走り喋るのかなど研究している自分がいます」と強い結びつきを感じているようで、「千尋は友達のような子どものような愛おしい存在ですし、折に触れて思い出す大切なものです」と並々ならぬ思いを語りました。

羽野は、自身が演じる役をどのような演じたいかを「〇〇な湯婆婆・銭婆」という大喜利で回答を求められると、「たくさんの段取りを頂いて、フワフワしていて本番何が飛び出すか分からないので…」と前置きし、「“何か出るか分からない湯婆婆”でお願いします!」とコメントし、笑顔を見せていました。

また、ロンドン公演に向けての思いを聞かれた上白石は「全く想像がつかなくて、本当に私たちがやるのかなと感じています(笑)」と率直な感想を口にしました。さらに「発表されたローテーションをみて、千尋を演じる回数が大変なことになっていて…、ロンドンとか関係なく、健康第一だなと思います!」と語りつつ、「(演出の)ジョンからは、ロンドンだからといって特別な表現しようという話にはなっていないので、言葉が違っても身体表現や空気感をそのまま届ける時間になりそうです。日本人として日本人の心を持って真っ直ぐ向き合いたいです」と語り、どの劇場でも同じ気持ちで臨む思いを見せていました。

舞台「千と千尋の神隠し」は、3月11日開幕です。
是非ご注目ください!

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