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XAI 『XAI FIRST ONEMAN LIVE「TO THE MOTHERSHIP.」』開催!

アーティストのXAI(サイ)が、7月26日(水)にShibuya WWWにて『XAI FIRST ONEMAN LIVE「TO THE MOTHERSHIP.」』を開催しました。自身にとって待望の1stワンマンライブとなりました。
以下、ライブレポートをお楽しみにください!

<ライブレポート>
7月26日(水)、アーティスト、XAIが東京・Shibuya WWWにて『XAI FIRST ONEMAN LIVE 「 TO THE MOTHERSHIP. 」』を行なった。同公演は2017年にメジャーデビューを果たした彼女にとって、待望の1stワンマンライブ。待ち焦がれた気持ちと、持ち前の歌唱力、表現力が爆発していたライブの様子をレポートする。
 
オープニングSEに合わせて、黒いミニワンピースを纏ったXAIが登場。拍手や歓声はもちろん、彼女の名前を呼ぶ声も聞こえてくる。XAIがスッと手を挙げるとSEが止み、アニメ映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』の主題歌「THE SKY FALLS」でライブがスタート。低音の豊かな歌声から高音の突き抜けるような歌声まで、惜しみなく歌唱力を見せつけていく。「XAIです。今日は盛り上がっていきましょう。行くぞ!」と声を上げると、アップテンポナンバーの「SILENT BIRD」へ。会場からは自然とクラップが湧き上がり、1コーラス目を歌い終わると「最高!」と笑顔を見せるXAI。この場を全力で楽しんでいることが伝わってくる。続く「jinx」でも、その笑顔は健在だ。軽くノリながら歌っている姿もカッコイイ。
 
ここで一息つき、「改めて、私の1stワンマンライブに来てくださって本当にありがとうございます」と挨拶。続けて「次の曲は自分にとってすごく大切な曲です」と曲紹介をして始まったのは、スマートフォンゲーム『ヘブンバーンズレッド』に登場するバンド・She is Legendの「Before I Rise」。XAIは同作に登場するキャラクター・茅森月歌の歌唱パートを担当しており、同曲も彼女が歌い上げている。アコースティックギター1本というスタイルは、彼女の歌声を混じり気なしに堪能できる。
 
「『ヘブンバーンズレッド』って、今日みたいな“上手くいくかな”とか“どうしよう”って思った時に、失敗してもいいから飛び出して行っちゃえよって背中を押してくれる作品」と、語るXAI。「ヘブバンチームのみなさんもそうだし、一緒に歌ってくれるメンバーもそうだし、そして皆さんに出会わせてくれた作品だなって。今日始めてのワンマンで、この曲を聴いてもらえてすごく嬉しいです」と真摯に語った。その言葉には嘘偽りは一切感じられない。まっすぐな思いを観客に届けていることが伝わってきた。「次もアコースティックで歌いたいなと思うんですけど。大大大尊敬している澤野弘之さんという方がいらっしゃって、去年『LEMONADE』という曲でご一緒させていただきました。今日は折角なのでカバーをしたいと思います」という言葉に続いたのは、澤野弘之 feat.mizuki&SUGIZOの「EGO」。シンプルな演奏だからこそ、彼女の表現力が光っていた。ここからは再びバンドスタイルでのパフォーマンス。「live and die」をパワフルに歌い上げていく。基本的に彼女の歌声は神秘的でソウルフルでエネルギーに満ち溢れている。しかし、ふとした瞬間に少女っぽさが垣間見える。この絶妙なバランスが唯一無二の歌声に繋がっているのだと思わせる、実に引き込まれるステージであった。
 
歓声と拍手に包まれながら「次の曲は私が初めて作った曲です」と語って始まったのは、作詞作曲を自ら行った「Waves」。同曲は、公式Twitterで「心の波に足をすくわれて、自分じゃどうしようもなくなってもあなたのそばにいるよってお互いでする約束みたいな曲です」
と語られている。まさに観客と約束をしていくかのように、会場にいる一人ひとりの目を見て歌いかけているのが印象的だった。エモーショナルな雰囲気から一転、「Feeling Alive」では会場中からクラップが巻き起こり、サビは全員でジャンプ。その場にいる全員で希望に満ち溢れた空間を作り上げていった。
 
熱気あるパフォーマンスを終えると、「暑い……」と笑顔を見せるXAI。MCでは「この衣装ね、『かわいいな、今日のためにぴったりじゃん』と思って買ったんですけど、長袖は暑かった(笑)」という裏話も飛び出した。笑顔に包まれた中で、「音楽の仕事をずっと続けられるのかなって思ってやってきたんですけど、いろんな巡り合わせがあって、こうしてたくさんの皆さんに出会えて、今日を迎えられて本当に嬉しいです」と語り始める。「歌うのが好きなんだって気持ちを信じてきて本当に良かったなって思います」と再び感謝の気持ちを伝えると、「歌うのが好きなんだって気持ちを何度でも思い出させてくれる曲」と「はじまりのうた」へ。メロディと歌詞、そしてMCでの言葉も相まって、アーティストとして生きていくという決心を聴いているような気持ちになった。
 
ステージに1人残ったXAIはマイクスタンドを握りながら、「Let me free」をスタートさせる。神秘的な雰囲気を放ちながら歌う姿に引き込まれていた人も多いはずだ。その余韻が残ったままASIAN KUNG-FU GENERATIONのカバー曲「Sleep」へ。途中「皆さんのお陰で本当に楽しいです」と笑顔で語る姿からは、歌うことが心から好きなのだと伝わってきた。
 
バンドメンバーの亀本寛貴(Gt/from : GLIM SPANKY)、早川知輝(Ba/from : DATS)、大井一彌(Dr/from : DATS, yahyel)を紹介すると、「次はセトリの中で一番盛り上がれる曲。皆さん一緒に盛り上がる準備はできていますか?」。会場から元気のいい返事が返ってくると、「LOVE&JOY」が飛び出した。クラップにレスポンス、ハンズアップ……と大盛りあがり。後のMCで「歌詞間違えちゃった。でも1stワンマンの勲章として持って帰ります」と話していたが、気にならないほどピースフルな空間が広がっていた。ここまで一気に駆け抜けて来たが、ついにラストナンバーへ。「私の大事なデビュー曲」と曲紹介をして「WHITE OUT」を披露。伸びやかな歌声をこれでもかと見せつけると、「ありがとうございました。XAIでした!」とステージを後にした。
 
「アンコール」の声に応えて再びステージに登場したXAIは、グッズTシャツに黒のミニスカートという衣装へチャンジ。グッズ紹介を経てギターを呼び込み、「私のライブはこれをやらなきゃ終われないだろうってところで、1曲大事な曲を」と「贅沢な感情」を披露する。感情たっぷりに歌い上げ、終了……かと思いきや、楽しい時間はまだ終わらない。「実は今日のために新曲を作ってきたので。さっきのさっきまで歌詞を書いていました」と出来立てほやほやの新曲を披露。もちろん初披露だが、それでも観客の体が揺れていたのは彼女の歌と表現の引力が高いからこそ。そして最後は手を振りながら、何度も「ありがとうございました」という言葉を残しながら1stワンマンライブに幕を下ろした。
 
ソウルフルな歌唱と裏腹に、時折見せる笑顔がキュートなXAI。9月からは鈴木このみとともに「She is Legend」としてのツアー『She is Legend Live Tour 2023 “Extreme Flag”』もスタートする。彼女の歌声が全国に届けられていくのが楽しみだ。
 
―SET LIST-
01. THE SKY FALLS
02. SILENT BIRD
03. jinx
04. Before I Rise
05. EGO (澤野弘之 feat.mizuki&SUGIZ カバー)
06. live and die
07. Waves
08. Feeling Alive
09. はじまりのうた
10. Let me free
11. スリープ(ASIAN KUNG-FU GENERATIONカバー)
12. LOVE&JOY
13. WHITE OUT
 
ENCORE
01. 贅沢な感情
02. 新曲“タイトル未定”
  
バンドメンバー:Gt.亀本寛貴(from GLIM SPANKY)
Ba.早川知輝(from DATS) / D.大井一彌(from DATS, yahyel)
  
▪DI:GA ONLINEより転載
取材・文:高橋梓
撮影:nishinaga “saicho” isao


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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