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イベントレポート

長澤まさみ 「第60回ギャラクシー賞」贈賞式に登壇!

「第60回ギャラクシー賞」の贈賞式が都内会場にて行われ、テレビ部門個人賞を受賞した長澤まさみが登壇しました。
 
「ギャラクシー賞」は、放送批評懇談会が放送文化の質的向上を願い1963年に創設。
年2回、上期と下期に分けて選考会が開催され、それぞれで選出された作品を対象に行う最終選考で、年間の賞が選出されます。
 
長澤は、ドラマ「エルピス— 希望、あるいは災い—」(関西テレビ放送)で、冤罪事件に立ち向かうアナウンサーを繊細かつストイックに演じ、また大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)では囁くようなナレーションで独特の雰囲気を醸し出し、作品に余韻を与えたことが評価されての受賞となりました。
 
黒いロングドレスでステージに登場した長澤は、「栄誉ある賞を頂き、大変光栄に思います」と挨拶。
「昨年は、毎日様々な撮影をしながら、2週間に1度ナレーションを録るという、作品づくりにどっぷり浸かった1年でした。作品づくりは大変なことも沢山ありますが、私が一つ一つのお仕事をやり遂げられたのは、近くで支えてくださるスタッフの皆様のおかげだと再実感することができました」と2022年を振り返りました。
 
続いて、「エルピス—希望、あるいは災い—」ではどのような思いで主人公・浅川恵那を演じたのか質問されると、「浅川恵那という女性は、主人公らしからぬ不安定な人物でしたが、共感する部分が多く、役と一緒に悩みながら演じました」とコメント。
また、アナウンサー役を演じるにあたって、「アナウンスの原稿読みが作品を成立させる上で重要な要素だったので、専門の先生に滑舌やアナウンサーとしての佇まいなどを特訓していただきました」とストイックに役作りに励んだことを明かしました。
 
「鎌倉殿の13人」の話題に移ると、本作のナレーションの特徴である“囁き声”は、脚本を手掛けた三谷幸喜さんからのリクエストだったと明かし、「作品全体を見たときに、ナレーションの意味が伝わる演出をしてくださったおかげで、私のナレーションが成り立ったと思っています。すべて三谷さんのおかげです」と三谷さんへの感謝を口にしました。
 
更に、会場には長澤へのお祝いゲストとして、「エルピス—希望、あるいは災い—」で演出を手掛けた大根仁監督がサプライズで登場。信頼する大根さんから、「映画『モテキ』では20代で一番可愛い長澤まさみを撮り、「エルピス」では30代で一番かっこいい長澤まさみを撮ることができたと自負しています。そして次は、40代の一番華やかで美しい長澤まさみを撮りたいと思っています」と賛辞の言葉を受け、長澤は喜びの笑顔を見せました。
 
贈賞式の終盤では、「エルピス—希望、あるいは災い—」がテレビ部門大賞を受賞したことが発表されました。これを受けて長澤は、「この作品が沢山の人に伝わってほしいという思いで、現場にいる全員が作品づくりに一生懸命でした。そうしたことが受賞に繋がったと思いますし、私にとっても良い経験でした」と、本作に携わった喜びを語りました。

(2023/5/31)

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