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イベントレポート

宮本信子 第32回「日本映画批評家大賞」授賞式に登壇!

第32回「日本映画批評家大賞」の授賞式が東京国際フォーラムにて行われ、「ダイヤモンド賞(淀川長治賞)」を受賞した宮本信子が登壇しました。
 
「日本映画批評家大賞」は、年間一定数以上の映画を見ている映画批評家たちの目だけで選んだ、作品や俳優、制作陣に贈られる日本で唯一の賞です。
 
宮本は、2022年に公開された映画『メタモルフォーゼの縁側』で、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の市野井雪を演じ、この作品での演技が評価されての受賞となりました。また、本作は同賞の作品賞も受賞しています。
本作は、周囲のみんなのようにキラキラできない17歳の佐山うらら(芦田愛菜さん)と、夫に先立たれた75歳の市野井雪(宮本信子)が、共通の好きなことである“BL漫画”を通じて関係を深めていく物語です。
年齢や立場など関係なしに、好きなものを語り合う喜びを噛みしめ、それぞれ影響を与え合いながら人生を切り拓いていく、年の差58歳の友情を演じきりました。
 
ステージに登壇した宮本は、「ダイヤモンド賞と作品賞の二つの賞を頂けたことが本当に嬉しいです。ありがとうございました!」と受賞した喜びを語りました。
デビュー間もない頃に「あなたは将来どのような女優になりたいですか?」とインタビューされ、「小さいけれど本物のダイヤモンドのような女優になりたい」と回答したことについて触れ、「本日このような賞を頂いたことで当時を思い出し、しみじみと感じています」と初心を振り返り、感慨深く今の心境を明かしました。
 
また、『メタモルフォーゼの縁側』にて市野井雪を演じたことについて、「俳優としてその時にピッタリな役に巡り合うことは、早々あることではないと考えています。本作に出演させて頂き、このような役を演じることができた私は非常に幸せだなと思います」とコメント。
共演した芦田愛菜さんについて「10年ほど前に『阪急電車 片道15分の奇跡』で一度共演したのですが、当時、芦田さんはとても小さく、私が手を引いてふたりで阪急電車に乗り込むような関係の役柄でした。10年が経ち、立派な女性になられた姿を拝見して、月日が経過したことを感じると同時に、再び共演することができてとても楽しかったです」と再共演を果たした喜びを語りました。
 
最後に、本作を通じて“ボーイズラブ”について初めて知ったという宮本は、「雪さんと同じ心境で撮影に挑みましたが、私にとって新しいものに出逢えたことはとても良い経験になりました。ありがとうございました」と感謝を述べ、スピーチを締め括りました。
 
(2023/5/16)

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