2023年1月27日より全国公開となる映画『金の国 水の国』の公開直前イベントが都内某所にて開催され、声優を務める浜辺美波が、共演する賀来賢人さんとともに登壇しました。
　
本作は、「このマンガがすごい！」で史上初2作連続1位を獲得した作家・岩本ナオさんの同名コミックをアニメーション映画化した作品です。
裕福な国“金の国”の王女・サーラ（浜辺美波）と、貧しい国“水の国”の建築士・ナランバヤル（賀来賢人さん）は、100年断絶している敵国の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じていくうちに、やがて2人は恋に落ちていき―。
浜辺は、金の国の王女〈サーラ〉の声を担当します。
　
ステージに登壇した浜辺は「お忙しい中、ご来場いただきありがとうございます。本作のお話をできればと思います」と挨拶。好きなシーンについて「予告でも使用されていた、橋の上でサーラがナランバヤルの背中を押す場面です」と語り、理由として「私の今年の目標を“真心”と定めたのですが、このシーンは“真心”を持ってナランバヤルを大切に思うサーラの気持ちが表現されています。今年の抱負と合致しているので特に好きなシーンです！」と自身の抱負を絡めて本作の魅力を伝えました。
　
アフレコを通して成長したことを聞かれると「収録当初は1人で臨みましたが、私のせいで作品を台無しにしてしまうのではないかとネガティブな思いに苛まれていました。その後、合流してくださった賀来さんや神谷さん、音響スタッフさんに助けていただいたおかげで、一度折れた心を立て直すことができました」と収録時の心境を語りつつ、「慣れないことなどで落ち込んだとしても、“なんとかなる！”という思いを持つことができて強くなれたと思います」と気持ちの面で成長できる良い経験ができたことを明かしました。
また、本作で共演した声優さんについて「本作に出演する犬のルクマンと猫のオドンチメグがとても好きなのですが、どちらも同じ声優さんが担当されていることにとても驚きました。鳴き声で感情を表現されているのも凄いなと感じました」と絶賛しました。
　
本イベントは学生限定イベントということで、来場した学生からの質問や悩みに応えることに。
就職活動への悩みを相談されると、浜辺は「就職の時期などは悩むことや考えることが多いかと思います。そのようなときは“思い込み”が大事だと思います。“自分はできる、自分はすごいんだ！”と心の底から良い意味で思い込みの力を借りて、成功への道を歩んでほしいです」と優しく言葉を掛けました。
　
また、同じく就職活動での自己アピールのコツを聞かれると、「姿勢を正すことを意識していました。自分が思っている以上に、姿勢は悪くなってしまいがちです。 “胸を開く、お腹に力を入れる、首と顎を引く、足を揃える”と見違えるように素敵に見えると思いますので、ぜひ実践して頂ければと思います」と浜辺がオーディションの時に気を付けていたことを明かしました。また、全ての就活生に向けて「辛いことが多い期間かと思いますが、良いことも悪いことも何事にも理由はあると思いますので、悔いの残らないように過ごしていただければと思います。私は、皆さんが最善の道に進めるよう願っています。頑張ってください！」とエールを送りました。
　
そして、将来の目標が定まらないという学生に対しては、「私は10歳の時にこの仕事を始めましたが、もし現在のお仕事をしていなかったら他に何をしていたのか疑問です。ただ、振り返った時に、今までの積み重ねがあるから今の自分があるのだと感じます。新しく何かを見つけ出そうとするのではなく、今まで積み重ねてきたものの中に好きなものや向いているものがあると思います。気負い過ぎずに穏やかな気持ちを持って、心の窓口を広くしてみるといいと思います」とアドバイスを送りました。
　
最後に「今日は皆さんの反応を見ることができて勇気を頂きました。本作は、ネガティブに覆われた心を水のように流してくれて、金のようにキラっとするような心を取り戻せるような作品になっています。是非ご友人にも紹介して頂けると嬉しいです」とアピールし、舞台挨拶を締め括りました。
　
映画『金の国 水の国』は2023年1月27日（金）より全国公開です。
是非劇場でご覧ください！

（2023/1/18）