髙嶋政宏が出演する二人芝居「プルガトリオ ―あなたと私のいる部屋―」が、いよいよ10月４日に幕を開けます！
公演前に行われた囲み取材では、髙嶋のほか、本公演のプロデュースを務め髙嶋とともにステージに立つ草刈民代さん、そして脚色の周防正行さんが登壇しました。

本作は、世界的に著名な劇作家、アニエル・ドーフマンによる二人芝居の傑作。シアトルで初演を迎え、この度、イギリスの演出家、ニコラス・バーターさん演出のもと、日本で初上陸を果たしました。本公演の企画を女優の草刈民代さんが務め、映画監督の周防正行さんが脚色し、巧みな台詞の応酬による会話劇が見どころとなります。

草刈さんが髙嶋をキャスティングしたのは、2018年に髙嶋が出演した舞台「クラウドナイン」を鑑賞したことがきっかけだったようで、髙嶋は「光栄ですね。舞台は、みっちり稽古をしてきて、これだ！と思って演じているんですけど、本当にこれでお客様を楽しませられるのかと常に考えてしまうんです。それを良かったと言っていただいて嬉しいです」と語りました。

稽古中に大変だったことを聞かれると、「（演出家のニコラス・バーターさんは、）違うと思ったら、始まった瞬間にすぐ芝居を止めるんです。止めた瞬間の場面から再度始められるのがプロだと言われているかのごとく、『今のところをもう一度続けて！』となるんです（笑）」と苦笑い。さらには、日本の演出家との違いについて、「『その台詞遅いから早く喋って！』と言うところを、『電子レンジで温めて、今これは温かいだろう？だから、君がこのテンポで戻ってきたら冷めると思わない？』とすごく長い道のりを使って説明されるんです」と演出の違いに驚きつつも、充実した稽古の様子を語りました。

最後に、「日本初演なので、皆さんに最初の証人になってもらいたいです。二人芝居を普段観ない方にも、ぜひ鑑賞していただけたら嬉しいです」とメッセージを送りました。

「プルガトリオ ―あなたと私のいる部屋―」は、10月4日（金）～14日（祝・月）の期間、東京芸術劇場シアターウエストにて上演です！
ぜひ劇場へお越しください！

（2019/10/04）