上白石萌音・星風まどか・瀬奈じゅん・小林香 ミュージカル「ミー&マイガール」製作発表記者会見に登壇!
2026年度版として上演されるミュージカル「ミー&マイガール」の製作発表記者会見が行われ、本作に出演する上白石萌音、星風まどか、瀬奈じゅん、そして演出を務める小林香が、メインキャストの皆さん共に登壇しました。
1937年にロンドンで初演されて以来、世界中で愛され続けている大ヒットミュージカル「ミー&マイガール」。1930年代のロンドンを舞台に、下町で育った名門ヘアフォード家の跡継ぎの青年・ビルが一人前の紳士に成長するまでを、恋人サリーとの恋模様と共に描き上げた傑作ロマンティックコメディです。
この日は、メインキャストが役衣装を身にまとい会見に臨みました。
まず、演出を手がける小林香が挨拶に立ち、「『ミー&マイガール』は、始めから笑って笑って笑って、そしてちょっと涙して、最後にすごく大きな笑顔を咲かせて終わるミュージカルです。誕生から約90年が経ちますが、当時のロンドンの世相を反映させた、最先端のミュージカルだったと思います。それと同時に、誰かを愛するために何を守り、何を変えていくのかという普遍的なテーマを持っています。現代を生きる日本のお客様にリアルな問いかけとして届けていけたらと思います。頼もしいキャスト・スタッフ陣と目一杯コメディを磨き上げてまいります」と熱い意気込みを語りました。

上白石萌音
続いて、ヒロイン・サリー役を務める上白石萌音は、「小学生の時にDVDを観て以来、本当に大好きな作品で、サリーの曲もこっそり練習していました。思ってもみなかった夢が叶って本当に幸せです。お稽古が始まっていますが、お芝居も歌もダンスも濃くて骨太で、『ミュージカルをやっているな』と毎日実感しています。幼い頃から憧れ続けた作品の中で生き抜くことを精一杯頑張りたいです」と、作品への深い愛情を込めながら笑顔で挨拶しました。
ジャッキー役を演じる星風まどかは、「お稽古場も笑顔がたくさん飛び交っていて、この笑顔の連鎖を今度はお客様にお届けできるように必死にお稽古しております。本日は、作品の魅力や意気込みを楽しくお伝えできればと思います」と爽やかに挨拶。
そして、かつて宝塚歌劇団時代にビル役を演じ、今回はマリア公爵夫人役として出演する瀬奈じゅんは、「宝塚を退団後、様々なカンパニーでご一緒する方から必ずと言っていいほど『ミーマイを観てこの世界を目指した』『ミーマイが大好き』という声をいただきます。それだけ人を前に進ませる大きな力を持った作品です。私自身も、それを仰っていただく度に、頑張って良かったなと思えています。みんなで前を向いて進んでいこうという気持ちを込めてお届けできたらと思います」と力強い言葉を寄せました。

星風まどか
質疑応答では、「お気に入りのシーンやナンバー」についての話題に。
上白石は、タイトル曲の『ミー&マイガール』のナンバーを挙げ、「立ち稽古で振りがついて、テーブルに登ったり降りたりした瞬間、『いまミーマイをやっているんだ!』とすごく興奮しました」と嬉しそうに振り返りました。
瀬奈は「私は歌詞も含めて『Hold My Hand』が一番好きです。宝塚版で『僕がそばにいる、あなたの手を握ってそばにいるけど、僕をあなたのそばに置いて』という歌詞があって、お互いがとても対等な関係性で、2人の世界観が素敵に描かれている場面なので、今回も楽しみにしています」と語りました。

瀬奈じゅん
舞台「千と千尋の神隠し」でも共演している三浦さんと上白石。三浦さんから「オンステージでの素晴らしさだけでなく、裏側での居方が本当にすごくて、同年代で一番尊敬している俳優さんです。知性もあり品格もあり、でもチャーミングさもある、奇跡みたいな人です」と絶賛されると、恐縮しきりの上白石。一方で三浦さんについて、上白石は「すごく柔軟性がある方だなと思っています。常に周りを見ていて、全部をキャッチして全てに反応して、それをみんなにシェアしてくれるような柔らかさがある方です。舞台上にいてくださるだけで安心感があり、稽古場では甘えまくっています」と、全幅の信頼を寄せていることを明かしました。

小林香
演出の小林には、「歴史ある作品をどのように演出・構成していくか」という質問が。2026年バージョンとして言葉の見直しに注力するとともに、「テーマに据えたのが『違うままで一緒に幸せになれる』ということです。それを強くテーマとして掲げながら前に進む中で、自ずと今のお客様に楽しんでいただけるものになるのかなと思っています」と演出ポイントを明かしました。また、「3組のカップルの恋模様が愛の連鎖として別の愛を変えていく、その変えられた愛がまた次の愛を変えていくという普遍的なテーマですので、それを大切にしながら演出していきたい」と語りました。
また、「ミュージカルの魅力や必要性」について問われると、上白石は「ミュージカルにしかないものといえば、歌・踊り・お芝居のすべてがあること。心のノックのされ方がたくさんあって、劇場を出たあとも思わず口ずさんだり、振付を真似してしまったり、セリフが心に残ったりする。ミュージカルを観たときにしか動かない心の部分がある気がしています。そして、その全てがふんだんに詰め込まれているのがこの作品だと思うので、何か幸せなものをお持ち帰りいただけるよう頑張りたいです」とコメント。
星風は「小学5年生の時に兵庫の宝塚大劇場で瀬奈さんが演じられたビルを観て、『この世界に入りたい!』と思ったのが私の原点です。私が人生を変えてもらったように、観てくださる方の心を動かし、パワーや笑顔をお届けできるのがミュージカルの素晴らしさだと思います」と自身の原体験を明かしました。
瀬奈も「私にとってミュージカルは、お客様に夢を与えることができるということが“生きがいの仕事”です。例えどんな状況であっても、私たちはいつでも両手を広げて、温かい気持ちで皆様をお待ちしていますという思いです」と力強く語りました。
小林は「演出家として『生きててよかった』と思っていただくことを唯一の目標にしています。その中で、ミュージカルは一番人間の本能に届くと思っていて、そんな演出ができたらと常日頃考えています」と締めくくりました。
そして、宝塚歌劇団時代にビル役を演じた瀬奈は、稽古場で三浦さんが大汗をかきながらビルを演じているのを見て、「『あぁ、そうだった!』って。私も本番中につけまつ毛がポロっと落ちるくらい汗だくでした。今回は『可哀そうだな』と思いながら高みの見物をさせてもらっています(笑)。『己で頑張れ!』と。でもビルにぴったりなので楽しみです」と、当時を懐かしみながらも、三浦さんへ温かいエールを送りました。
稽古場のエピソードでは、ハードなダンスや身体表現が話題にのぼり、星風が「こんなはずじゃなかったというくらい筋肉痛です(笑)」と明かして会場を笑わせるなど、終始和気あいあいとした雰囲気で会見は終了しました。
最後に、上白石は「本当に愛に溢れた作品です。どんな時代であっても、争いが絶えない時でも、結局は愛というところに帰結する気がして。どんな時でもこの作品をやる意味があると思っています。人と人との温かいつながりを感じていただけるよう、幸せを噛み締めながら大切に紡いでまいります」と締めくくり、作品への期待を高めました。
ミュージカル「ミー&マイガール」は12月6日より、EXシアター有明での東京公演を皮切りに、福岡・博多座、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演されます。
ぜひ劇場でご覧ください!
(2026/10/26)