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EVENT REPORT

イベントレポート

齊藤京子 映画『恋愛裁判』Blu-ray&DVD発売記念トークイベントに登壇!

映画『恋愛裁判』のBlu-ray&DVDの発売を記念したトークイベントが開催され、主演を務めた齊藤京子が登壇しました。イベントでは、作品への思いや撮影の裏舞台、そして今後の俳優活動への展望などがたっぷりと語られました。

映画『恋愛裁判』は、「元アイドルの女性に賠償命令」が言い渡された実際の裁判に着想を得て、日本独自のアイドル文化と暗黙の「恋愛禁止ルール」に鋭く切り込んだ作品です。齊藤は、アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンターでありながら、ルールを破ったとして所属事務所から訴えられる主人公・山岡真衣を演じました。

本作は、日向坂46を卒業後、現在の事務所に移籍して最初に受けた仕事ということで、「新しい一歩を踏み出す大切なタイミングで脚本をいただきました。率直に『どう思う?』と聞かれた際、迷わず『やらせていただきたいです』とお答えしたことを鮮明に覚えています」と当時を振り返りました。
一方で、物語がアイドルのスキャンダルを扱う攻めた内容だったこともあり、「私自身がアイドルだったからこそ、最初に脚本を読んだ時は衝撃を受けました。『ファンの皆さんやアイドル業界の方々はどう受け止めるのだろう』という心配な気持ちがありました」と、リアルな葛藤があったことも明かしました。
しかし、卒業時に「生まれ変わってもまた絶対にアイドルになります」と宣言していた齊藤にとって、このオファーは運命的なものだったようで、「まさか卒業してわずか半年後に、再びアイドルの姿になれるとは思っていなかったので、純粋にすごく嬉しかったです。衣装を身にまとい、ファンクラブから集まってくださったエキストラの皆さんの前でパフォーマンスをした時は、撮影なのか本物のライブなのか分からなくなるほどリアルな空間でした。もう一度アイドルになれた喜びを噛み締めながら撮影に臨んでいました」と笑顔を見せました。

劇中に登場するアイドルグループの描写について、元アイドルの視点から見ても非常に解像度が高かったという齊藤。「ライブの魅せ方や、本番前のルーティン、メンバー間の空気感など、細かい部分までリアルに描かれていました。特に印象的だったのは、ライブのMC中に突然暗転し、緊急速報のようなサプライズ発表が流れて会場がパニックになるシーンです。その後に、少し偉いマネージャーさんが裏から走ってきて、さらに重大な事実が書かれた1枚の紙を渡される……という一連の流れがあるのですが、あの空気感は私自身も経験がありますし、多くのアイドルグループのドキュメンタリーでも目にする光景です。リアルだからこそ、演じていて本当に楽しかったです」と太鼓判を押しました。

また、特典映像にも収録されている、クランクアップ後の再集結イベントの話題になると、「クランクアップの時は、本当に出演者みんなで『いいグループだったね』と号泣して、解散してしまうかのような寂しさがあったんです。だからこそ、また集まってパフォーマンスができたことは本当に嬉しかったですし、撮影時よりも上手く踊れた気がします(笑)」と、劇中グループへの深い愛着を覗かせました。

劇中では過酷な側面も描かれる「アイドル」という職業について、齊藤は「私自身は、そんなに大変だったという感覚はないんです。振り返れば8年間活動させていただきましたが、もともと物事が長く続くタイプではない私がこれだけ続けられたのは、やっぱり純粋に楽しかったからです。学生時代の思い出をはるかに上回る、私の人生において“最大の青春”でした。大変なことももちろんありましたが、それ以上に楽しさが勝っていたのは、間違いなくファンの皆さんのおかげです」と、改めてファンへの深い感謝を口にしました。

グループ在籍時の自身のポジションについては、「グループ全体が太陽のように明るく優しいメンバーばかりだったので、その中で自分本来のトーンを活かし、一歩引いたクールキャラを意識していた時期もありました(笑)声が低いので、普段はアイドルっぽくなくても、ステージに立てばしっかりアイドルに切り替わる。大人数のグループだったからこそ、何かしらの爪痕を残さなければという意識は常に持っていました」と、当時の考えについても語りました。

撮影中、最も印象に残っているのはやはり劇中グループ『ハッピーファンファーレ』のシーンだと話す齊藤。「メンバーとは日に日に絆が深まっていくのが分かり、本当に充実した撮影期間でした。最近はなかなか集まれていませんが、またみんなでスケジュールを合わせて会いたいです」と話す一方、恋人役だった倉悠貴さんとは「良い意味で、撮影中はあえてお互い一歩引いた、程よい距離感を保っていました」という裏話も飛び出しました。「当時はグループ卒業後初の主演映画で、初の恋愛要素がある作品ということもあり、ものすごく緊張していました。プライベートな会話もほとんどせず、ずっと良い緊張感が漂っていたのですが、終盤に倉さんがジャグリングを披露するシーンで、NGを出して焦っている倉さんと喋っている様子が、なぜか特典映像にバッチリ使われていて(笑)。振り返ればあの瞬間が一番壁なく喋っていた気がします。でも、作品が持つ独特の空気感を崩さないためにも、あの距離感だったからこそ麻衣と敬の関係性がリアルに表現できたのだと思っています」と前向きに捉えていました。

自身の特にお気に入りのシーンとしては、2つの場面をピックアップ。

1つ目は、カンヌ国際映画祭での上映時に現地で大爆笑が巻き起こったという、「一緒に写真を撮ってほしい」と頼まれるシーン。「日本ではクスリとも笑いが起きなかった場面ですが、カンヌの劇場では会場中が大爆笑に包まれて、『やっぱりここ面白いよね!』と海外の方々と感性を共有できた気がして嬉しかったです。ファンのリアルな距離感が絶妙に描かれているお気に入りのシーンです」とコメント。
2つ目は、劇中で真衣が子供たちにダンスレッスンをするシーン。「台本をいただいた段階から鳥肌が立っていました。かつての自分たちのようになっていく子供たちを前に、過去を隠した真衣は名乗ることができず、切なさと微笑ましさが入り混じる、映画ならではの本当に美しいシーンになっています」と熱弁しました。

そして、深田監督の演出スタイルについては、「『日常のその先にあるリアルを小さく演じてほしい』と言われていました。役者だと『これから長いセリフを言うぞ』と不自然なブレスが入りがちになるのですが、監督から『普通の人はそんな風に息を吸ってから喋り始めないよ』と指摘されて。ブレスを無くすだけで一気にナチュラルな日常の会話になるという教えは、もの凄く難しかったですが、とても勉強になりました」と、緻密な演出に真摯に向き合った様子を語りました。
また、大雨のシーンの撮影では「監督から『どれだけ使うか分からないから、とにかく大量の水を用意して』という指示があり、何トンもの水を使った雨降らしが行われました。文字通り全身ずぶ濡れになりながらの撮影でしたが、役者としても非常に気合が入った忘れられないシーンです」と拘りぬかれた撮影を振り返りました。

イベント後半では、深田監督からの届いた質問に応える場面も。「俳優になりたいと初めて思ったきっかけ」 を問われると、齊藤は「私がこの芸能界を最初に目指したきっかけは“女優”でした。小学6年生の頃、ドラマを観て長澤まさみさんにもの凄く憧れたのが原点です。それから色々なアイドルの方に憧れて回り道はしましたが、スタート地点は小6の時の女優への憧れでした」とルーツを明かしました。続けて、「どんな俳優になっていきたいか」 という問いに対しては、「アイドルは自分自身を表現するものですが、俳優は自分ではない誰かになれるお仕事。作品を重ねるごとに、その難しさと、何にも代えがたい楽しさを実感しています。毎回新しい発見や勉強の連続ですが、これからもジャンルに縛られず、様々な役柄を演じ分けていきたいです。バラエティ、そしていつかは大好きな歌の活動も視野に入れつつ、誰の真似でもない“唯一無二の俳優”を目指して、これからも一歩一歩進んでいきたいと思います」と力強い眼差しで締めくくりました。

映画『恋愛裁判』のBlu-ray・DVDは、絶賛発売中です!
是非ご覧ください!

(2026/6/20)

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