斉藤由貴 アニメーション映画『果てしなきスカーレット』ジャパンプレミアに登壇!
11月21日全国公開となるアニメーション映画『果てしなきスカーレット』のジャパンプレミアが東京・上野の東京国立博物館・表慶館で行われ、本作に出演する斉藤由貴が、主演の芦田愛菜さん、共演の岡田将生さん、染谷将太さん、宮野真守さん、吉田鋼太郎さん、松重豊さん、そしてメガホンをとった細田守監督と共に出席しました。
「人は何のために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい。今、この大きなテーマを、観客と一緒に考えたい」という細田監督の想いから始まった本作は、主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、≪死者の国≫で再び、宿敵に復讐を果たそうとする、今までの細田作品と一線を画す物語。
斉藤は非道な国王クローディアスの妃《ガートルード》役を演じます。
透け感のあるシックなドレス姿で登場した斉藤は「私は出ているシーンはピンポイントなので、逆にそのことによる難しさを強く感じました」と胸の内を明かしながらも、「何よりも細田監督の世界に関わることができ、とても感謝いたしました」と嬉しそうに話しました。
加えて、斉藤は「映像のすばらしさ、美しさというのは(細田監督の)すべての作品で強く感じていたことではございますけど、それだけではなくて、突き抜ける、立ち向かう、まっすぐな強さみたいなものが美しく表出されているという風に感じました」と目を輝かせ、「とにかく大きな映像で、大きな画面で拡張していく世界をぜひ体験していただきたいと強く思いました」とアピールしました。
改めて、細田監督作品の魅力について、斉藤は「細田監督のものづくりの姿勢みたいなもののすばらしさをお伝えしたいなと思うんですけど、この場所でジャパンプレミアというイベントをやるのが、とても相応しいなと思っていて。アニメーションということで、既成概念みたいなものを超えた、ものすごく芸術性の高い作品であると同時に、細田監督は映像的に挑戦や実験をされている感覚を受けました」と熱く語り、「ときには日本画のようであったり、洋画のようであったり、デジタルのようで、アナログのようで、繊細な細い線があるかと思えば、版画を切り取ったような野太い線があったりして、それらを組み合わせることって実験だと思うんです。でもそれを大胆に、しかも究極まで突き詰めていて、たぶん完璧を求めていらっしゃる。絶対に隙がないように最後まで考え抜くという姿勢をお持ちなんじゃないかなと思いました」と細田監督を大絶賛しました。
さらに、斉藤は「表現の仕事をしている上で、完璧を目指すということ、隙のない高みを目指すということの重要さを感じるんですね。今回はそういう意味でもいちファンとして触発されましたし、感動いたしました」と興奮気味に語り、「すみません、長くなって。(直前にロングスピーチをした)吉田さんに影響されちゃって(笑)」とちゃめっ気たっぷりに笑いました。
アニメーション映画『果てしなきスカーレット』は11月21日全国公開です。
ぜひ劇場でご覧ください!
(2025/11/5)
