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EVENT REPORT

イベントレポート

上白石萌歌 舞台「震度3」開幕!

上白石萌歌が出演する舞台「震度3」が、本多劇場にて開幕しました。

ありふれた日常中に散見する取るに足らない出来事の連鎖と、そこに映し出される人間の卑俗さ・暴発を生々しく、独特のユーモアを交えて描くことに定評のある赤堀雅秋さん作・演出の最新舞台。
8月21日に本多劇場にて開幕しました。

<上白石萌歌 開幕コメント>
『震度3』いよいよ開幕を迎えます。
ナマモノである舞台特有の緊張感に身体中がヒリヒリとしています。
赤堀さんの言葉を自分なりに咀嚼し、探索しつづけるお稽古の時間は苦しくも、とても楽しく贅沢な日々でした。きっと千穐楽を迎えるまで、生き物のように変化し続ける作品になるのではないかと思っています。役として板の上にしっかりと存在し、息を吸っていられるように努めます。
ぜひこの作品の世界を肌で感じていただきたいです。劇場でお待ちしております!

<あらすじ>
暑い。沸騰直前のような熱気で、街がひずんでいく。だが気候も天候も言い訳にできない仕事がある。ごみ収集のような。
都内近郊の住宅街を、別府(荒川良々さん)が運転し、小池(丸山隆平さん)と嶋(水澤紳吾さん)が集積所のゴミを集めるパッカー車がゆっくりと走っていく。息苦しさで口を開けたまま必死に走る小池と嶋。どこか上の空の別府。いつもの仕事の風景は、「やめて!」という女の叫び声で中断される。飛び出してきた女・順子(あめくみちこさん)は残ったゴミ袋を漁り、「百万円を挟んだ雑誌を誤って捨ててしまった」と訴える。必死さのあまり回収員を貶めるようなことまで言い出す順子。車椅子に乗った娘・香澄(上白石萌歌)と順子の恋人・菊池(西本竜樹さん)も現れ、意味の見出せない不毛なやりとりが続く。
夜。仕事を終えた3人は、いつものカラオケスナックへ。ママをやっているのは小池の恋人でもある美佐(山下リオさん)だ。いつもの顔ぶれで繰り返す、どうでもいい話。合間に同僚・八田(松浦祐也さん)が持ち込む小さなザワつきにも大した意味はない。次第にあらわになる香澄たちの「家庭の事情」。その場に挙動不審な男・稲葉(赤堀雅秋さん)までが現れ、状況はさらに混沌としていく。
『予言の日』まであと3日。人類は、オレたちは、滅びるのか否か。

<公演概要>
2025年8月21日(木)〜9月7日(日)/本多劇場
2025年9月10日(水)~16日(火)/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2025年9月19日(金)~21日(日)/J:COM北九州芸術劇場 中劇場

撮影:引地信彦

(2025/8/21)

 

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