絶賛発売中の上白石萌歌写真集「charm charm」の発売記念イベントが代官山 蔦屋書店にて行われ、イベント前に行われた会見に上白石萌歌が登壇しました。

写真家・松岡一哲さんからの写真集提案がきっかけとなり、カメラ好きな上白石が松岡さんの写真のファンであることから、“25歳のメモリアル”として本書が発売されました。
ロケ地は、上白石自身が選んだ、インド洋に浮かぶ島・スリランカ。行く先々での現地の人とふれあう旅はまさにプライベート感たっぷりの夏旅の記録となっています。また、撮影衣装のセレクトや編集段階での構成会議にも本人がイチから参加。タイトルの 「charm charm」（チャーム チャーム）も本人が発案し、拘り抜いた一冊となっています。

ステージに登壇した上白石は、「改めて自分の書籍を世に出せることに幸せを噛みしめていますし、どこを捲っても自分しかいない本というのが不思議で、小恥ずかしい気持ちもあります」と恐縮しながらも、「写真家の松岡一哲さんをはじめ、たくさんの方々が愛を持ち寄って出来た素晴らしい作品です。1週間くらいの撮影でしたが、旅の時系列をそのまま並べていて、読みながら一緒に旅をしているような作品になっています」とアピールしました。

音楽番組で共演しているリリー・フランキーさんには直接見てもらえたようで、「もかおさん（上白石萌歌）の本質が写真に一番現れていると仰ってくださいました。写真を撮られる中で、自分がちゃんと呼吸できたり、心が開かれる感覚があったので、リリーさんは見抜いてくださっていたのが嬉しかったです」と喜びを伝えました。
また、SNSに届くファンの方からのコメントにも目を通しているようで、「『ずっと開いていたくなる本になりました』『旅をしている気分になりました』と言ってくださる方が多かったです。匂いや音を感じられるような本にしたかったので、それを受け取ってくださり、ひとまずは安心しています」と安堵の表情を見せていました。

本書のタイトル「charm charm」の意味を聞かれると、上白石は「おまじない・お守り・魅力という意味合いの“charm”という英単語が好きなんです」と明かし、「自分にとっても、手に取ってくださる皆さんにとっても、“お守り”のような一冊にしたいという気持ちがありました」と語りました。また、「現地で行きかう人と目を合わせた瞬間に、人に“魅了”されて自分の気持ちがグッと上がるような感覚があったこと。そして、自分の“チャーム”、自分にしかない輝きを込められたらと思ってこのタイトルを付けました」と拘り抜いたタイトルに込めた思いを伝えつつ、「charmを造語っぽく2つ並べて、よりキャッチーな響きにしました」と語り、笑顔を見せました。

編集会議にも参加するほど上白石自身の拘りが詰まっている作品ということで、「写真家の松岡さんには、移動している時も食べている時も、旅の間中ずっと撮っていただきました。普段カメラの前に立つと役を背負っていて、鎧のようなものを纏っている感覚がありますが、それらを脱ぎ捨てて、ありのままの瞬間を切り取っていただいた気持ちです」とコンセプトについて触れ、「ボーっとしている顔もたくさんありますし、楽しいだけじゃない旅の大変さや心の機微、気持ちの移り変わりをちゃんとフィルムに焼き付けていただいた特別な一冊になりました」と自信を覗かせました。
そんな自信作の中でも、スリランカの列車の中で出会った女の子との2ショットがお気に入りのカットということで、「スリランカでは、目がキラキラしている方が多くて。女の子と隣り合わせで写っている写真では、私も良い目をしているなと思います」と理由を伝え、「言葉が通じなくても、空気とか温度感でコミュニケーションできる感じがあり、旅の一期一会の出会いを含めて特別な1枚になりました」と紹介しました。

もともとスリランカをロケ地に選んだのは、スリランカ出身の建築家であるジェフリー・バワさんの建築を巡りたいという想いがあったようで、その魅力について「ホテルなどを建設するときに、大きい岩や木を取り除かずに、それを活かして建築するというスタイルで、生命の息吹を感じながらその場に身を置けるという新鮮さがあります。例え100年後にそのホテルが使われなくなっても、自然の姿に戻れるように建築される」と語りつつ、「その精神に触れて、私も心が開かれる感じがあったので、とても良い体験になりました」と良い刺激を受けた貴重な旅になったと満足気な様子でした。

完成した本書について、「100点満点です！」と笑顔で自己採点。「いつ見返しても良いものができたと思います。作品のために過度にダイエットしたということもなく、もちろんコンプレックスもありますが、それも含めて自分のいつもの姿でオープンに撮っていただきました」とアピールしました。

最後に、「松岡一哲さんに丁寧に時間を焼き付けていただいた特別な一冊になりました。これから経験や歳を重ねる上で、かけがえのない本になると思います。旅をしている気分になれる一冊なので、ぜひお手に取っていただけたらと思います」とメッセージを送り、会見を締めくくりました。

上白石萌歌写真集「charm charm」は、絶賛発売中です。
是非チェックしてみてください！