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EVENT REPORT

イベントレポート

斉藤由貴 「スケバン刑事フェスティバルin丸の内TOEI」に登壇!

「スケバン刑事フェスティバルin丸の内TOEI」が、6月7日に丸の内TOEIにて開催され、シリーズ1作目となるドラマ「スケバン刑事」で主演を務めた斉藤由貴が、シリーズ2作目・3作目の主演、南野陽子さん、浅香唯さんと共に登壇しました。

「スケバン刑事フェスティバルin丸の内TOEI」は、7月27日に65年の歴史の幕を閉じる丸の内TOEIのグランドフィナーレを飾る「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトの一環で開催され、シリーズ3作(テレビ版・映画版)の劇場上映と歴代主演キャストによる舞台挨拶が行われました。
「スケバン刑事」は、1985年~1987年にフジテレビ系にて放送され、社会現象を巻き起こした伝説的な大人気シリーズ。学生刑事となった少女が、桜の代紋が入った特殊合金ヨーヨーを武器に、学園に蔓延る悪や、日本を支配しようとする闇の組織に立ち向かう学園アクション作品です。
斉藤由貴は、シリーズ1作目で、主人公《麻宮サキ》を演じました。

ステージに登壇した斉藤は、「このような素敵なイベントに呼んでいただいてとても嬉しいです。おふたりとこうしてステージに立つ日が40年ぶりに来るなんて夢にも思わなかったので、私自身とてもワクワクしています」と、いつになく柔らかい笑顔で挨拶を見せました。

さらに、「当時は一緒に話す機会はあまりなかったし、何よりもお互いまだ殻があって緊張していました。月日が経って、変な殻とか関係なくフランクにお話できるようになって、歳を取るのもいいものだなと思いました」と感慨深い様子で、お互い顔を見合わせていました。また、当時を振り返りながら、「スケバン刑事は大ブームになりましたが、蓋を開けるまではどうなるか分からない特殊な作品だったと思うんです。結果を知らずに、私たちは震えながら飛び込んで全力を尽くしていました。時期は違いますが、3人でともに戦ったという気持ちです」と、当時に想いを馳せていました。

改めて、当時出演が決まった時の心境を聞かれると、斉藤は「私は嫌でした!」ときっぱり笑顔でコメントし、会場は笑いに包まれました。「原作で描かれている麻宮サキ像とビジュアル的にかけ離れていたし、駆け出しの新人で売り出さなきゃいけないからという雰囲気を感じて、なんだかモヤモヤしていました」と戸惑いながらの撮影だったことを明かしました。

続いて、スケバンという設定やアクションシーンなども満載の本作の撮影で、大変だったことは何かという話題に。
斉藤は、「もちろんヨーヨーですね」とコメント。「当時はフィルムでの撮影なので、NGを出した瞬間から廃棄物になってしまい、NGを出せば出すほど予算を圧迫していくわけです」と現在との撮影手法の違いに触れながら、「ヨーヨーのシーンで、ワンカットに26回NGを出したことがあるんです」と恐縮そうな笑顔を見せ、「歩きながらヨーヨーを上げ下げして台詞を喋るという、3つのことを一遍にやるのは難しくて…、最終的にはスタッフさんの表情が真っ白になっていました(笑)」と今だから語れる苦労を話しました。すると、南野さんが「『26回まではNG出して大丈夫』って私は言われました。ありがとうございます」と返し、会場からは大きな笑いが巻き起こりました。

そして、実際に当時のヨーヨーのレプリカを3人それぞれ持ってみることに。南野さんと浅香さんが、当時のヨーヨーのサイズについて詳しく話していると、斉藤は「何も覚えてない!どうしてそんなに記憶力があるんだろう」と驚きの表情を見せていました。また、南野さんの「ヨーヨーもでんぐり返しも練習してから寝ていた」というエピソードや、浅香さんの「どこに行くにもヨーヨーを常に持ち歩いていて、集まってくる子供たちに、ヨーヨーでのポーズ決めを披露していた」という話に耳を傾けながら、斉藤は「私は台詞やキャラを自分に落とし込むことに精一杯でした。(おふたりの話を聞いて)素晴らしいなと…」と感心しきりの様子でした。

そして、3人それぞれがヨーヨーを持った決め台詞を披露。斉藤は「どうやるんだっけ?」と戸惑いながらも、「てめぇら、許せねぇ!」と大ブームを巻き起こした台詞を決めて、気恥ずかしそうにポーズを取ると、会場からは大きな歓声と拍手が送られました。

最後に、「東映の素晴らしい記念すべきイベントで、スケバン刑事を取り上げていただき感謝しています。この劇場には素晴らしい思い出がたくさんあって、無くなってしまうのは寂しいですけど、こうして新しいステップに行くんだなと思うと感慨深いです」と話し、イベントを締めくくりました。

 「さよなら 丸の内TOEI」は、7月27日(日) まで丸の内TOEIにて開催中です。
是非チェックしてみてください!

(2025/6/7)

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