全国公開中の　『パリピ孔明 THE MOVIE』に出演する上白石萌歌が、ワーレコード渋谷店で開催された歌唱ミニライブ＆トークショーに出席しました。
累計発行部数240万部を突破した連載中の大人気コミックを原作とする本作は、現代の渋谷に若かりし姿で転生した三国時代の天才軍師・諸葛孔明（向井理さん）が、歌手を目指すアマチュアシンガー・月見英子（上白石萌歌）の軍師となり、立ちはだかる壁を巧みな計略でことごとく切り崩し成功に導くサクセスストーリーです。
2023年秋にドラマ化され話題となった「パリピ孔明」の映画化となる今回は、日本を代表する3大音楽レーベルが頂点を競う音楽バトルフェス【ミュージックバトルアワーズ2025】を舞台に、知略と音楽で火花を散らします。

歌唱ミニライブでは、自身が演じる英子の楽曲「DREAMER」と「Count on me」　の２曲を披露。
上白石は、「今日は皆さんとここでお会いできることを楽しみにしていました。

英子として会えるのは今日で最後かもしれません。英子と自分を行ったり来たりする中、英子への愛が沸く一方で、まだまだずっと英子でいたいという気持ちがあります」と英子への想いを語り、「今日はそんな英子への愛と、パリピ孔明という作品を愛してくださった皆さんへの愛を込めて、最後まで楽しい時間にしていけたらと思います」と挨拶しました。

ライブに続いて、前園ケイジを演じる関口メンディーさんをスペシャルゲストに迎えてトークショーが行されました。一番後ろのエリアからこの日のライブを見ていたという関口さんは、「すごく透き通る歌声と、楽曲の歌詞が大好きです。歌詞は自分の今の状況とシンクロしていて、すごく心に刺さって泣きそうになりました」と感想を伝えられると、「ありがとうございます！！そんなに刺さっているとは思わず、嬉しいです」と笑顔を見せました。

ドラマでも映画でも、実は共演シーンがないというふたり。上白石は、関口さんの登場シーンで印象的な場面として、ドラマ版での車の中のインタビューシーンを挙げ、「前園ケイジといえばあのシーンを思い浮かべるくらい、大好きで今でも見返しています」と紹介。一方で関口さんは、ドラマ版1話の最後で、歩道橋で孔明とこれから頑張っていこうと話しているシーンを挙げ、「あのシーンが良すぎて号泣しました」とコメント。「楽屋でもギターを練習して、悪戦苦闘されているのを見ていて。楽屋で練習されているということは、家でもたくさん練習しているんだろうなと思って、役に真摯に向き合っている感じとか、努力家なところとかリスペクトしていますし、英子自体がドキュメンタリーのようで、平常心では見ていられないくらいグッときました」という感想を受け、上白石は「歌うシーンは同録で生音に拘っていたので、頑張りました。1年くらい前から練習して、『DREAMER』を弾けるようになったんです。この作品から得るものは多かったです」と振り返りました。

続いて、映画でのフェスのライブシーンについての話題に。劇中でのフェスが自身初のフェス出演になったという上白石は、「フェスでのノリ方が分からなくて、ドキドキしながらの撮影でした」とコメント。実際に行われているフェスの枠を借りての撮影で、お客さんもフェスの会場に来ているリアルな観客だったということで、「フェス自体もアッパーですし、フェスのタイムテーブルに『パリピ孔明』と組み込まれていて。ドキドキする体験でした」と緊張感漂う空間だったことを明かしました。

関口さんから、映画のライブシーンで歌っている時の心境を聞かれると、「劇中では、自分が歌うことで孔明がいなくなっちゃうかもという背景があったので、グラグラしている心境を含めて歌を歌うという感じで。普通に歌を歌うのとは全然違っていて、どう準備したらいいか悩んだりしましたね」と演じながら歌うことの難しさを明かしました。

また、映画での英子の役作りについて、人生初のカラコンにチャレンジしたことに触れ、「それまでコンタクトをしたことがなくて。カラコンって厚くて、すぐに目がカピカピしてしまい、入れるのも外すのも難しかったです。衣装合わせの時に初めて入れてみましたが、入れるのに1時間くらいかかってしまったので、これやめる？なんて話にもなりましたが、映画はドラマ以上に大きなスクリーンなので、カラコンを取り入れて良かったなと思います」と語りました。

最後に、“自身にとってのパリピ孔明とは？”という話題に。上白石は、「パッと思い浮かぶのは、『パリピ孔明』という作品は“私の軍師”です。作品自体が孔明のように励ましてくれたり、導いてくれる指針のようです。ドラマ含めて3年以上、いろんな気持ちを感じながら一緒に走り抜けた作品ですし、この作品でこれだけ頑張ったとか、これだけこの役のことを愛して演じたという気持ちは、これからの自分を支えてくれるだろうなと。軍師のように、自分を支えてくれる作品になったと思います」と作品愛を熱く語り、「どう？エモい？（笑）」とお客さんに笑顔で呼びかけ、「皆さんにとっても長く愛される作品になったらいいなと思います」とコメントし、締めくくりました。

　『パリピ孔明 THE MOVIE』は、絶賛上映中です。
是非劇場でご覧ください！

（2025/5/18）